2004年1月1日木曜日

●2004年 新年のごあいさつ


 こどもたちが没頭して何か意義のあるものを作っている時、学びが起こるのだ
MITシーモア・パパート教授 (レゴエデュケーションの父)

新年明けましておめでとうございます。
旧年中はご父母様のご理解、ご協力に支えられ、150名の子供達が当アカデミーで学ぶまでに至りました。また、暮れのクリスマスパーティーは大変盛況とな り、一度にたくさんの笑顔を見ることができました。ありがとうございました。私共にとっても初めての大きなパーティーでしたので、至らずにご迷惑をおかけ したことも多々あったかと存じます。ご意見等頂き、今後の参考にさせていただきたければ幸いです。
今年10月で、レゴエデュケーション教室「SCCIPメンバークラスシップクラス」として満4年になります。日本におけるパイオニアとして、教育の質をより高めることに誠心誠意努力していかなければ、と改めて身を引き締めて臨まなければならないと思っております。

①権威ある大人から一方的に押し付けられる知識を鵜呑みにするのではなく、活動を通して自分の頭を使って考え、自分の力で知識を獲得し構築していくことを目指す教育理論「コンストラクショニズム

②ペーパーのみによる机上の学習ではなく、自分の手を使って具体物との関わりの中で学んでいく学習手法「ハンズオン・ラーニング

③予定された、たった一つの正解を出せればよいというのではなく、プロセスを重視し多様な問題解決のアプローチを可能にする「オープンエンド

という3つの柱をより強力に、より効果的に具体化する授業を実現していくつもりです。   
「ゆとり教育」の実施により、学力低下の不安を抱えている父母が70%近くいると聞きます。少子化の時勢もあり、今や「受験地獄」という言葉はどこかに消えて しまったかのように、首都圏では中学受験人口が増え低年齢化が進んでいます。従来型の学校教育や受験教育の意義と同時にその欠点や弊害も私たち大人は皆、 味わってきました。そして、日本人の欠点として、問題解決力やオリジナリティ、コミュニケーション能力の欠如が指摘されています。今、「学力とは何か?」 を本当に問い直さなければならない時が日本にやって来たのでしょう。そして、「子供たちにとって何が最も大切なのか?」を問い直す時が・・・。   
世界を舞台に活躍できる人間になってほしい。そして、その願いを実現する ために、「子供たちが目を輝かしながら熱中し、発見と感動に満ちた『学び』を創 出すること」が、私たちスタッフ一同の役目だと思っております。   
本年もよろしくお願い申し上げます。
To be continue・・・